月経の状態を細かく分析することで、そこから子宮内膜や卵子の状態、ひいては体質までが分かります。この月経の性質を中医学では、
1.「期」(月経周期と出血期間)
2.「量」(出血量)
3.「色」(月経血の色)
4.「質」(血塊がある、サラサラorネバネバ)
の4つのポイントから診断していきます。
月経先期
「月経先期」とは周期が短いことをいい、目安としては
1.通常の月経予定日より1週間早く来る
2.月経周期が24日以下
1.や2.の状態が3周期以上続くと「月経先期」といわれます。
月経周期が早まる場合、卵胞が育つ「低温期(卵胞期)」が短いということで、卵子がしっかりと成熟する前に排卵されたり、無排卵の場合もあります。卵子の質が悪いと受精しにくく、また排卵しても黄体機能が弱いため着床しづらくなります。無排卵の場合は妊娠できません。
月経先期には3つの原因があります
3タイプの月経先期
血熱
1.血熱(熱こもりタイプ)
【原因】
体内にこもった熱が血液を無秩序に動かして出血してしまう。熱がこもる原因としては、陰虚(体水分不足)、実熱(体質的に熱が旺盛、辛い物のとりすぎなど)、肝鬱(ストレス過剰)など。
【その他の症状】
基礎体温が全体的に高い
月経量が多い、経血の色が鮮やか、不正出血しやすい暑がり、のぼせる、ほてる、顔や唇が赤い、口が渇く、イライラ落ち着かない、不眠、便が固い(便秘傾向)、尿が黄色、舌が赤い、舌苔が黄色く厚い
虚弱
2.気虚(虚弱タイプ)
【原因】
気の不足により漏れ出る。
【その他の症状】
月経血がサラサラ、色が淡い、基礎体温表の高温期の途中がガクッと凹む、疲れやすい、めまい、息切れ、風邪ひきやすい、胃腸が弱い、下痢しやすい、舌が淡紅色、歯痕(舌の周囲に歯型がつく)、舌苔が白く厚い
血お
3,血お(血行不良タイプ)
【原因】
お血(血の塊)が子宮を占領し血管が損傷され血液があふれ出す。
【その他の症状】
月経血が黒っぽい、塊がある、月経が始まっても基礎体温が下がらない、子宮筋腫・子宮内膜症・チョコレート嚢腫などがある、生理痛、月経前後の頭痛、肩こり、下腹部が痛い、舌が紫色、舌下静脈怒張、舌の上に斑点
代官山で体質改善 身体の中から綺麗になる頭蓋骨矯正ヘッドスパ
KALEN DAIKANYAMA
市毛さゆり
生理前のニキビや肌荒れケアには、栄養をしっかり摂ることも欠かせません。
ニキビや肌荒れに必要な栄養素は、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEです
ビタミンA
ビタミンAには、肌や粘膜を健康に保つ役割があります。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
・鶏レバー、豚レバー
・にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜
ビタミンB群
ビタミンB群には、脂質の代謝を助ける働きや、新陳代謝を促して肌の生まれ変わりを助ける働きがあります。
・レバー
・卵
・納豆
ビタミンC
ビタミンCは肌の弾力を保つコラーゲンの生成に重要なビタミンです。水溶性ビタミンで常に体の外へ流れ出てしまうので、こまめに摂るようにしましょう。
・パプリカ
・ピーマン
・ブロッコリー
・キウイフルーツ
・オレンジ
ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があるため、美肌を保つのに欠かせません。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率アップ。
・たらこやいくらなどの魚卵
・サフラワー油やなたね油などの油
・アーモンドや落花生などのナッツ
・アボカド
生理前でニキビや肌荒れが気になる時は、特に上のような栄養を意識して取り入れましょう!
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KALEN DAIKANYAMA
市毛さゆり
生理痛の予防のカギは、生活習慣にあります。
生活リズム・冷え・運動・食べものや飲み物に気をつけよう。
規則正しい生活
生理を引き起こす女性ホルモンの分泌は、生活のリズムの乱れに影響を受けやすいもの。分泌が乱れると、生理痛だけでなく、さまざまな生理トラブルの原因にも。
冷えに注意する
体が冷えると血行が悪くなり、生理痛を悪化させる原因に。素足にミニスカートといったような服装や、ガードルなどの体を締め付ける服装はあまりよくありません。お風呂は温かめのお湯にゆっくりとつかるようにしましょう。10~15分入っているうちに、体の中からポカポカしてくるような温度がいいですね。
定期的に運動する
運動も、血行を改善するので生理痛対策に有効です。ストレッチや歩く程度でも、無理のない範囲で続けることが大切。たとえば通勤のときに一駅手前で降りて歩くとか、お風呂上りにストレッチをするなど、できることから始めましょう。
食べ物や飲み物に気をつける
コーヒーやコーラなどでカフェインや砂糖を取りすぎると、イライラや情緒不安定の原因にも。ケーキ、バター、チョコレートなども要注意です。脂肪分の過剰摂取は、ホルモンの代謝に関わる肝臓の機能低下につながります。オススメは日本食なのです。
毎月、生理痛に悩んでいるという人は、生理痛を予防するために、毎日の生活を少し見直してみませんか? ホルモンバランスが整い、血行がよくなることで、生理痛の改善が期待できます。
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竹島育美
ストレスで生じることが多い症状の1つとして「頭痛」が挙げられます。
ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)の乱れ
自律神経系の乱れ
の2つが原因だと考えられています。
ストレスホルモンは、副腎皮質から分泌される「コルチゾール」などのホルモンのことで、これは体内で合成・分泌されているステロイドになります。
ステロイドの作用に、体液量を増やすことで血圧を上げるという作用があります。ストレスを受けたとき、私たちの身体はストレスと闘おうとしますので、血圧を上げて身体を戦闘態勢にするのです。このような脳の血圧上昇に伴う血管の収縮・拡張や脳の血液量の増大は、頭痛の原因の1つになります
また自律神経系の乱れも、頭痛の原因となります。
頭痛の原因がストレスにある以上、一番の対策はストレスから離れることになります。
実際は、「それが出来れば苦労しないよ」という話であり、そう簡単に離れられるものではありません。しかし少しでも距離を取る、離れる時間を増やすことを意識することが大切なことです。オンとオフを意識した生活を。
ストレスを受け続けていると、常に緊張の神経である交感神経が活性化しています。この状態が続くと「緊張」⇔「リラックス」の切り替えがうまくいかなくなります。
通常私たちは、仕事などの緊張時は交感神経のスイッチがオンになっていますが、仕事が終わると副交感神経のスイッチがオンになりリラックス状態が作られます。これが仕事が終わっても交感神経がオンになっているままだと、24時間ストレスを受け続けていることになります。
他にも
・食生活を見直す
・生活習慣を見直す
・ストレッチ
・香に包まれる
・ツボを刺激する
・他力もありです
・ストレスの緩和
・環境を変えてみる
竹島育美
心やからだに大きな負担がかかると生理不順が起こりやすくなります。
良く見られる原因として以下のようなものがあります。
過度のストレス
過度のダイエットにともなう急激な体重減少
激しい運動、スポーツ
生理は、子宮という器官だけで一から十まで全て行われているものではありません。
生理の一連の工程は「脳の視床下部」「下垂体」「卵巣」「子宮」といった複数の器官が連携しながらスムーズに進めています。
上記に挙げたような大きな負担が体にかかると、視床下部から正常な指令が発せられなくなったり、自律神経の乱れからホルモンの分泌に影響が出るなどして、生理不順を起こすことが良くあります。
軽度の生理不順なら体を休ませてリラックスすることで正常な状態に戻るため、大きな問題はありませんが、負担が大きすぎて症状が進行すると、3ヶ月異常生理がこない「続発性無月経」になったり、様々な病気を引き起こす危険性があるので注意が必要です。
生理不順は日常の疲れやストレスからでも十分起こりうるので、実際に経験したことのある方も多いでしょう。生理による不快感がない開放感や、「すぐに元に戻るから大丈夫」といった軽い考えから放っておかれることも多いようです。
確かに軽いものなら休みを取ってリフレッシュすることで自然と正常な生理に戻りますが、だからといってあまり甘くみてはいけません。
生理不順は女性ホルモンのバランスが崩れた状態です。ホルモンバランスが崩れた状態が長く続くと、老化が早まって20~30代で若年性更年期障害になったり、色々な病気につながる危険性があります。
生理がこない時は生活習慣を改善
食生活の改善
3食しっかり食べる。色々な食材をバランス良く摂取して必要な栄養をとる。暴飲暴食・偏食をしない。刺激の強いものを摂り過ぎない。お酒・アルコールを飲み過ぎない。
からだに大きな負担をかけない
疲れやストレスをためすぎない。過度の運動やダイエットはしない。
規則正しい生活をおくる
睡眠時間をしっかりとって睡眠不足を解消する。早寝早起きを心がける。
KALEN DAIKANYAMA