漢方アロマヘッドスパ KALEN : 【中医学でみる髪の乾燥/ヘッドスパ】

Nov 16.2021

【中医学でみる髪の乾燥/ヘッドスパ】

喉や鼻、皮膚の乾燥が気になるこの季節。

髪のパサつきが気になる人も多いのではないでしょうか。

今回ば髪の不調のメカニズムとケア法を、中医学の考え方でご紹介致します。

髪が傷んだり、抜け毛や白髪が増えるのには、2つの理由が考えられます。

・血虚
中医学では髪は血の余り、「血余」でできているとされています。
血には体に潤いと栄養を運んで温める役割がありますが、それが不足すると髪にも栄養が行き渡らなくなってしまいます。
乾燥や冷え、月経の乱れなども、血虚による不調なので、こうした症状も見受けられる場合、足りていない血を養うことが一番の対策です。

・腎虚
腎の働きが低下する「腎虚」も髪のトラブルの原因。中医学では髪を「腎の華」と表現します。これは髪が腎の健康を表すバロメーターであることを意味しています。

腎には水分の分配と体を温める二つの役割があるのですが、そのバランスが崩れることで、髪の傷み以外にもさまざまな不調が起こります。
例えば、水分が足りずに熱がこもりやすくなり、のぼせやほてり、水分不足からくる便秘などの症状や、反対に水分過多で熱が不足し足腰が冷えて浮腫みが出たりします。

前者の場合は水分を多く含む野菜を温めて摂り、後者の場合はお腹まわりを冷やさずに温かい飲み物を摂ることが養生につながります。

また、補血にも補腎のどちらにもよい食べ物は黒豆や黒きくらげ、鶏レバー、オイスターソースなどです。

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KALEN OMOTESANDO
佐藤　真凜

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