Oct 21.2016
脾臓の働き

胃の左後ろ側に隠れるように位置するのが脾臓です。
内部には紅白2タイプの組織が詰まっていて、
赤い方(赤脾髄)
毛細血管が豊富なスポンジ状の組織で、血液を蓄えたり、
古くなった赤血球や血小板を破壊して濾過したりする働きを担います。
白い方(白脾髄)
リンパ節に似た作りをしており、白血球をプールして免疫作用に関わっています。

肝硬変や白血病などの病気になると、脾臓が大きくなりすぎる脾腫が起こり
脾臓が暴走し、赤血球や血小板の破壊が過剰に進みすぎて危険な状態になることから
脾臓摘出手術が選択されるケースもあります。

「脾臓はなくても大丈夫」と言われるのは、
摘出しても患者さんの多くは元気に暮らしているからです。
ただ近年、脾臓が白血球の一種、単球を数多く蓄えているという新たな時事が判明したそうで
単球はマクロファージに変化し、がん細胞や損傷した細胞を取り除いて
身体を修復する働きがある。
脾臓は「なくてもよい」どころか、内臓メンテにとってとても重要な臓器だったのです。

ちなみに、ウォームアップせずに走り始めると横腹が痛くなる一因は、
脾臓にあるとされています。
脾臓は血液を溜めているから、突然運動を始めて足腰の筋肉が大量の血液を要求すると、
脾臓はお盆とお正月が一緒に来たような忙しさでフル回転しなくてはならなくなり、
それが痛みとして感知されるようです。

ところで東洋医学における五臓六腑の「脾」は脾臓とは異なります。
東洋医学でいう脾とは、「消化吸収の働きの総称」 であり、気と血を生み出す源です。
脾は胃腸で消化された飲食物を、気 ( エネルギー ) や血に変えて心肺へ送り、そこからから全身に運搬される一連の働きを司っています。

脾臓が弱ってしまう原因として
・血行不良
血行不良が内臓の衰弱もしくは内臓疾患を生み、内臓の衰弱が血液を汚してゆきます。
・ストレスによる血管の収縮。
長期にストレスが続いた時の自律神経のバランス崩壊。
・食事の嗜好の偏り
・食べ過ぎによる肥満と濃厚血液
・カルシウム不足による更なる筋肉の収縮

規則正しい生活を心掛けて
健康な身体づくりをしていきましょう。

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