Apr 04.2018
生理痛の原因 1

生理痛は大きく分けて2つの種類があります
ひとつは体の仕組みで自然に発生する『機能性月経困難症』
子宮の収縮やホルモンの変化が関係する痛みです
もうひとつは子宮や卵巣が何らかの病気を患っており
それが原因で起こる『器質性月経困難症』です

機能性月経困難症は、思春期から20代前半の、世代に多い症状です
理由は、子宮が未成熟な状態にあること
生理とは、子宮の内側にある子宮内膜が、月に1度剥がれ落ちて
経血となって体外に押し出される現象です
未熟な子宮は、子宮内膜を押し出そうと、一生懸命収縮を繰り返します
大人になり子宮が成熟すると、自然に痛みは減少し
特に出産を経験すると痛みが軽減する方が多いようです

また、子宮が成熟している大人の女性でも、生理痛に悩んでいる人も多いです
これは生理前になると体内に分泌する痛みの原因物質が関係しています
排卵から生理が始まるまでの黄体期になると
体内にプロスタグランジンという痛みの原因物質が分泌されます
この物質が体内の受容体にくっつくことで、痛みを感じます
こちらも機能性月経困難症の一種といえます
人によっては生理中にお腹や腰など子宮のまわりだけでなく、頭痛がするケースも
これはプロスタグランジンが血中に放出され
子宮から離れた場所で受容体と結合するためになります

『器質性月経困難症』は、体に何か病気があるために発生する痛みです
子宮筋腫や子宮内膜症があると、生理の時に強い痛みを感じたり、経血の量が増えたりします
これらの病気は女性ホルモンの影響を受けるため、器質性月経困難症は
生理の回数を重ねる、年齢とともに増加するのが特徴です
子宮筋腫の場合、良性でサイズが小さければ、自覚症状はほとんどありません
しかし筋腫が大きく成長すると、子宮周囲の臓器を圧迫し痛みの原因となります
また子宮筋腫があると、子宮内膜の表面積も増えるため、経血の量が増えます

生理前後だけでなく長期間痛みが続く場合、子宮内膜症の可能性があります
本来子宮内膜は、子宮の内側を覆っていますが、子宮以外にできてしまう病気です
生着した場所に炎症や癒着し、強い痛みを感じます
強い痛みがある、経血の量が増えることがサインとなります
もし思い当たるなら専門医に相談してみましょう

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KALEN DAIKANYAMA
小嶺さき

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