釘が酸化して茶色く錆びたり、リンゴが酸化して茶色く変色して腐るように、
人間のカラダも酸化していきます。

カラダが酸化すると、カラダの老化や血管の老化が進んだり、
特に女性が気になるシミやシワなどのエイジング症状、
肌あれなどの肌トラブルが起こったり、
生活習慣病やがんの引き金になったりと、さまざまなトラブルの原因になると言われています。

呼吸が止まると死んでしまうように、人間にとって酸素は無くてはならない存在です。

しかし、その反面、呼吸で取り込んだ酸素によってカラダはどんどん酸化します。

呼吸で取り込んだ酸素の一部は“活性酸素”に変化します。
取り込んだ酸素の約１～３％が活性化すると言われ、
この活性化した酸素を“活性酸素”と呼んでいます。

この活性酸素がとても厄介者で、体内のウイルスや細菌などを撃退し
カラダを守ってくれるというメリットもありますが、
一方で、酸化力がとても強力であるがゆえに、過剰に増えると
健康な細胞をも攻撃し酸化してしまうというデメリットがあります。
カラダの細胞が必要以上に酸化されることで、トラブルを引き起こすリスクが上がります。

活性酸素はさらに、日常のさまざまな要因によって誘発されることが知られています。
紫外線、飲酒や喫煙、添加物の多い食品、そして、ストレスなどが
活性酸素を引き起こす原因になると言われています。

活性酸素を完全に無くすことはできませんが、その量を抑えることは可能です。

・「抗酸化物質」を多く含む食材をとる
抗酸化物質に、ビタミンやミネラル、リコピンなどがあり
いちご、みかん、アボカド、トマトなどに多く含まれます。

・タバコを控える
タバコには多くの有害物質が含まれるので、それらから体を守ろうとして活性酸素が増えます。
受動喫煙でも同様の減少が起こるので、非喫煙者でも油断はできません。

・日光に当たり過ぎない
紫外線は肌へ強い刺激を与えるので、それに反応して活性酸素が発生します。
日光浴は一日15分程度が目安です。

抗酸化力を身につけて
体の老化を効果的に防ぎましょう。