外食やお酒の席が続いたり、食事とは別にだらだらとスナック菓子を食べ続けると
胃に負担がかかり、体調を崩しやすくなります。

それとは別に、満腹状態が続き免疫力が落ちやすくなることで
風邪などを引きやすい状態とも言えます。

人間の体の機能として、満腹時ではなく空腹時に最も免疫力が上がります。
空腹状態が続くと血液中に糖や栄養分が少なくなり、白血球も空腹状態になります。
そのため、体内に侵入してきた細菌やウイルス、がん細胞までも勢いよく食べるようになり
風邪や病気になりづらくなります。

逆に満腹状態が続くと白血球も休息モードになり、
働きが２分の１まで低下すると言われています。
この為、細菌や有害物質に対抗する力が弱くなるので病気にかかりやすくなってしまいます。

また、病気をすると、しっかり食べて栄養をつなければいけないと思うかもしれませんが
病気で食欲が落ちている時は、白血球が力を強めて病気と戦っている状態で
人間に備わっている自然治癒力が働いていると言えます。

病気で食欲がないときに、無理に食べることは、長引く原因になってしまうかもしれません。

加えて、白血球内に存在するマクロファージという免疫細胞も、空腹時に増加します。
マクロファージが増えると風邪をひきにくくなったり、がんの発症を抑える効果も期待できます。
体調が悪くなることでマクロファージは減少していき、亡くなる時にはゼロになります。
空腹の時間を作ることで、予防、治癒、両方の効果が期待できます。

免疫力を高めるために、「何も食べない空腹の時間」を意識して作ってみましょう。