《改善方法》

・十分に息を吐けていないとき
軽く鼻で息を吸って、肺の中に残っている空気を出し切ってしまう気持ちで
息を思いっきり吐いてみましょう。
その後に大きくゆっくりと深呼吸します。
鼻で息を吸って口で息を吐く習慣をつけましょう
ゆっくりと呼吸することが大切です。

・ストレスで横隔膜や肋骨の動きが悪いとき
身体をリラックスさせるのが一番です。
「呼吸してない？」と感じた時
深呼吸をする前に肩を落として大きく体を動かしてみましょう。
肋骨を開くように肩を回して、背筋を伸ばしてみましょう。
肋骨が開くことで、肺が膨らみやすくなります。
次に息をこれ以上吐けないというくらい口から息を吐き、鼻で息を吸いましょう。

また、猫背になりがちで肋骨が狭くなって肺を圧迫します。
顔をあげて胸を張って大きく深呼吸をするのです。
そうすることで肺が膨らみやすくなって
しばらく安静にしていると息苦しさから解放されます。

息を吐けば吐いた分だけ息を吸うように人の身体はできているのです。
とにかく息を吐いて、その反動で息を吸うようにしましょう。

・胃が上がってしまって肋骨の動きを妨げているとき
胃下垂等病気が原因の場合は、医師に相談しましょう。
下記の方法は該当しないこともあります。

主にストレスが原因で胃が上がってしまって肋骨の動きが妨げられているときは
まず背筋を正して、肋骨の下あたりの胃を下に手で正しい位置に押し下げてみましょう。
ただし空気がたまって苦しいときは無理には押さないように注意してください。
無理をすると吐き気が悪化することもあります。
姿勢が悪く、内臓の位置がずれてしまうと、内臓が圧迫されて内臓機能も低下します。
内臓機能低下に加えて酸素不足ですから、胃腸の不調も起こりやすくなります。
また、仰向けに姿勢良く寝るように心がけましょう。
仰向けに寝ると胃のムカムカがひどくなるときは無理をしない方がいいので
その場合は横向き寝でも可能な限り顎を上げて眠りましょう。
背筋を伸ばすことができ、内臓圧迫を最小限にできます