「女は夏、冷える」といわれるほど、冬より対策が必要な夏の冷え性
暑いと体の内・外から冷やしがちで、気付かぬうちに冷え性が進んでしまうことがあります
・のどが渇きやすく、足だけ冷たくて、手だけ温かい
下半身の冷えが進んでいます
20歳前後は手足だけが冷たかった冷え性が一歩進み、20代後半から多くなる冷え性です
・足の裏、手のひらがほてって熱い
何だか最近、足の裏が熱くて眠れないなど
30代後半から増え、更年期にも多い冷え性です
・顔汗がしたたるほどたれる
いわゆるホットフラッシュなのですが、冷え性が良くなったと勘違いしがち
本当は冷えが上半身にまで進んだ“冷えのぼせ”の状態です
冷えが蓄積されて体内のバランスが崩れてしまったことも原因のひとつです
・少し動いただけで汗をかく
疲れて冷えている状態。代謝が悪く、水分の調整ができないために起こります
そのほか、むくみ、頭痛、生理痛も冷えからくるものも
「万病の元」といわれる冷えは、手足が冷たいだけでなく、さまざまな症状が表れます
夏冷え対策は?
・その日の冷えは持ち越さない
冷えは蓄積されるもの
夏もなるべく入浴をし、その日の冷えはその日にとるようにしましょう
ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体の芯を温めるようにしましょう
・冷たいものを摂り過ぎない
蒸し暑く、冷たいものが欲しくなる時期ですが、摂り過ぎないように心掛けましょう
「内臓が疲れる」→「夏バテ」→「冷たいものばかり摂る」を繰り返す事で、ますます不調を感じやすくなります
・冷房対策を忘れずに
夏に冷えると秋に鼻炎がひどくなると東洋医学では考えられています
その季節の過ごし方が悪いと、次の季節に不調が出るという考え方があります
羽織物やレッグウォーマー、夏でもカイロを活用して、上手に調節していきましょう
・尿より汗で老廃物を出す
夏は「腎」をお休みさせて、老廃物は汗で出すのが良いでしょう
腎は冬の五臓なので、夏にフル回転させてしまうと冬に体調を崩します
また、エイジングに関わりが深いため、ムダ使いは防ぎたいところです
涼しい時間にウォーキングをするなど無理しない範囲で十分です
運動が辛い人は、入浴で汗をかきましょう
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KALEN DAIKANYAMA
小嶺 さき