便秘が続くとなんとなく、落ち込みやすくなる
という方がいらっしゃいます。

腸と脳は密接に関係している、と言われ
幸せホルモンといわれる神経伝達物質、ドーパミンとセロトニンは脳で働くものですが、
実は約9割が腸内で作られて脳に運ばれていきます。
ドーパミンは強い意欲や向上心を生み出すもととなり、
セロトニンは心身をコントロールして集中力を増します。

失敗してもくじけず、小さなことでも幸せを感じやすくなって前向きになれる。
腸のコンディションがよくなるとストレスを感じにくくなり、
ストレスに対抗できる免疫力も高まりやすくなります。

現代は、体に有害なものをため込みやすい環境にあります。
保存料、農薬、抗生物質などは腸内細菌の生態系を乱しやすく、
ジャンクな食事やたばこ、アルコールなどは悪玉菌の繁殖しやすい環境を作りやすくします。

その上、デジタル機器に囲まれて情報過多な状況で生活しているわけですから、
心も体もつねにストレスフルな状態。

腸を整えると、お通じがよくなって有害物質や老廃物を体外に排出してくれるだけでなく、
睡眠の質も変わりやすくなります。
女性は特に、肌の調子やホルモンバランスに効果が出やすいと言われています。

現代人の多くが悪玉菌が増えすぎてしまう原因の多くは
動物性タンパク質のとりすぎと言われています。
肉を食べるときにはビタミンACEが豊富に含まれる野菜もたっぷり食べること。
いくら体にいいからと海藻ばかり、納豆ばかりを食べるなど偏った食べ方では
多様性のある腸内フローラは形成されません。
バランスの取れた食事を心がけ、ストレスに強い身体を目指しましょう。