片頭痛、やってはいけない動作

片頭痛はズキズキした痛みが数時間から数日続き、症状がひどくなると吐き気を伴うこともあります。
しかし、片頭痛のメカニズムはまだ解明されていません。

ただ、片頭痛が起きているときは血管が拡張していることがわかりました。
片頭痛のときに血管を刺激したり、血行を促進したりすると血管がさらに広がって痛みが強くなることもあります

特にしてはいけないのがマッサージ・入浴・シャワー・運動です。

頭痛が起こると、こめかみなどを揉んで痛みを和らげようとする人もいますが、
頭を刺激すると血行が促進され、痛みが増すこともあります。

入浴やシャワーは、激しい運動も血行を促進する行為なので、片頭痛が起きているときには控えてください。

痛みを和らげる方法

片頭痛がひどい時は、すぐに暗い場所で安静にしましょう。
痛むところを冷却シートや氷などで冷やすと血管の拡張を抑えられるので効果的です。

合併症がおこることも

片頭痛だけでなく、緊張性頭痛も併せて起こることがあります。
緊張性頭痛とは、ストレスが原因で、首・頭周辺の筋肉が、凝り固まったり、
血流が悪くなったりして起こる頭痛です。
同じような痛みが毎日続く場合が多く、温めると痛みが和らいだり、体を動かしたりすると、痛み出すことがあります。
片頭痛と緊張性頭痛が、合併して起こることはよくあるので、痛みが強い場合は、早めに医師に相談しましょう。

改善方法について

片頭痛の治療は、安静にして、しっかりと休養、睡眠をとることです。
それでも改善されず、生活に支障をきたすようであれば、受診してください。

病院では、血管壁を収縮させて、片頭痛を止めるトリプタン系の薬を使用します。
薬を服用しても、症状が改善されない場合は、医師に相談しましょう。

片頭痛は誰にでも起こり得る疾病です。
ほとんどが安静にして、休養と睡眠をとれば改善されますが、中には、生活に支障をきたすほど、症状が重いケースもあります。