冬になると、腰痛で苦しむ人が増える傾向にあります。

お風呂に入り体が温かくなると、腰の痛みが楽になる、という場合は、冷えから起こる腰痛だと考えられます。

【簡単に実践できる腰痛対策】

（1）衣服での対策

下半身を冷やさないことがポイントなので、服装はパンツスタイルや、スカートの場合には、厚手のタイツなどを併用しましょう。

足元はパンプスやヒールよりもブーツなどの保温に適したものを選ぶことがポイントです。
足をめぐった血液は、心臓に戻るまでの過程で腰の付近を通ることになるので、足が冷えれば腰も冷え、しいては体全体が冷えてしまうことになりかねません。

また、腹巻きやカイロもおススメです。

（2）食事での対策

ダイコンやゴボウ、アサリなど体の熱を冷ます食べ物はできるだけ控え、体を温める食べ物を積極的に摂るようにします。

●体を温める食べ物
鶏肉、イワシやエビ、カツオなど。
野菜であれば生野菜ではなくスープや鍋などにしてカブ、ニラ、ショウガ、ニンニク、カボチャ、ネギの白い部分などをメインに入れるといいでしょう。
体を温める食材には、味噌仕立ての味付けがおすすめです。

飲み物は、糖分の多い清涼飲料水や緑茶、ウーロン茶、麦茶、牛乳、コーヒーなどは体を冷やします。

紅茶やジャスミン茶、ココナッツミルクなどを、できればホットで飲むようにしましょう。
お酒なら赤ワインや日本酒、紹興酒がいいようです。

（3）仕事での対策

デスクワークや立ち仕事など同じ姿勢が続く場合、寒冷な場所である・ないに関わらず、体の筋肉を緊張させ、血行不良になってしまいがちです。
定期的に体を動かすよう意識して、こまめに筋肉のコリをほぐす習慣をつけるようにしましょう。

同じ姿勢で作業するのは1時間までが目安です。
1時間作業したら、一度は席をはずして体を動かすようにしましょう。
腰の周辺の筋肉をほぐすため、上半身を前に折り曲げて延ばすストレッチなどがオススメです。

（4）入浴での対策
ぬるめのお風呂に時間をかけてゆっくり浸かること。
体が芯から温まり、筋肉のコリもほぐれやすくなります。