「むくみ」とは、体の中の血液やリンパ液などがうまく循環しなくなり、皮下組織に溜まってしまう状態のことを言います。
そのむくみは、足や顔がむくむ、という症状で経験したことがある方は多いと思いますが、実は頭皮も同じようにむくみます。
頭皮のむくみは、顔のむくみに繋がったり、薄毛の原因になるほかにも、頭痛やめまい、眼精疲労、睡眠障害、耳鳴り、顎関節症などの症状として現れる可能性もあります。
<頭皮がむくむ原因>
・頭皮の凝り
デスクワークで目を酷使する方や、パソコンを長時間使う方は頭皮が凝りやすいと言えます。
頭皮が凝ると血流が悪くなるため、むくんでしまいます。
・冷えによる血行不良
クーラーや食生活の影響で体が冷えると、血行不良になります。
この場合、頭皮も血行不良になるので、むくみを引き起こします。
・胃腸が弱っている
胃腸の働きが弱くなり、代謝機能が低下するとむくみが出ます。
頭皮のむくみのほか、フケが多く出ている場合は胃腸が弱っている可能性が高くなります。
<頭皮のむくみ確認法>
両手の指の腹で、頭全体を押してみましょう。
頭皮がぶよっとしていて、足がむくんでいるときと同じように手を離しても戻らない、ぶよぶよ感がある、頭皮に弾力がない、といった場合は、頭皮がむくんでいます。
<頭皮の浮腫み解消法>
・ストレッチ
首や肩のほか、肩甲骨周りを中心にしたストレッチや軽い運動をすることも、むくみ改善につながります。
・ツボ押し
以下の2箇所が、頭皮の血流をよくするツボと言われています。
翳風(えいふう):耳たぶの裏
百会(ひゃくえい):頭のてっぺん
・食生活の見直し
冷たい食べ物や飲み物は避ける、きゅうりなど利尿作用のあるものを食べる、など、食生活を見直すことでむくみも改善されます。
・ストレス解消
ストレスが血行不良を引き起こすこともありますので、ゆっくり休む、好きなことをするなど、ストレス解消を心がけましょう。
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KALEN DAIKANYAMA
市毛さゆり
月経関連片頭痛には、生理痛への対処法とは違ったアプローチが必要です。
・頭痛の原因は女性ホルモン
女性の体調は、常に「ホルモンバランス」に左右されています。
生理周期の中で増えたり減ったりを繰り返すホルモンのひとつが、「卵抱ホルモン」です。
卵抱ホルモンは「エストロゲン」という名前でもよく知られています。エストロゲンは、分泌量が増える時期には、比較的肌ツヤがよくなり、体調も安定すると言われています。エストロゲンの分泌は排卵前にピークを迎え、排卵後に急減。再び増加し、生理前になるとまた、急減します。
このエストロゲンの急減にともない、「しあわせホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」の分泌量も大幅に減少。心身にリラックス作用をもたらすセロトニンが急に減ることで、脳内の血管が拡張し、頭痛が起こるのです。
<月経関連片頭痛と上手に付き合うには?>
月経関連片頭痛は、生理前後のホルモンバランスの変化により起こるPMS(月経前症候群)の一種。
PMSの改善には、適度な休息とリラックスに加え、規則正しい生活習慣が欠かせません。
・栄養バランスの整った食事を、毎日決まった時間に!
理想は1日3食ですが、それが難しいという方も、できるだけ毎日決まった時間に食事するようにしてください。
具体的な食材としては、体内でエストロゲンと似たはたらきをしてくれる「イソフラボン」を豊富に含む納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品、ビタミンB6を豊富に含むナッツ類、バナナ、レバー、カツオ、マグロなどがおすすめ。
・睡眠不足と眠りすぎ、どちらも避ける
睡眠不足と眠りすぎ、どちらもホルモンバランスを乱す原因になってしまいます。
平日の睡眠時間が十分でなく、土日に「寝だめ」をしている…なんて人は要注意です。
理想は、毎日同じ時間に眠り、同じ時間に起きる生活。睡眠時間は7時間程度がベストです。それが難しいという場合も、休日もできるだけ普段と同じペースで生活するように心がけてみてください。
・ストレスをためすぎない
過度の精神的ストレスは、ホルモンバランスにとって大敵。
忙しい毎日の中、1日5分だけでもいいので、心からリラックスできる時間を設けるよう心がけてみてください。
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市毛さゆり
正常な胃は、腹部の中でも上の方、みぞおちのあたりにあります。
胃が下垂してしまうことで、腸は圧迫され働きが鈍って消化活動に支障をきたしてしまいます。
結果、女性に多い便秘悩みに繋がることに。
生理痛の悪化や不妊のリスクが高まることも、女性にとっては辛い悪影響と言えるでしょう。
また、内臓が落ちてくることで骨盤や股関節にかかる負荷も増えるため
下半身太りや冷え症、脚の歪みなどをも引き起こします。
胃の位置が下がるって、実はとても怖いことなんです。
<胃下垂の主な原因>
・腹部の筋肉量・脂肪量が少なく胃を支えられない。
・姿勢が悪い。(特に「猫背」の場合は、日常生活で腹部の筋肉が使われず
胸部も下がってしまうため、胃を正位置にキープできなくなります。)
・ストレスを抱えている。
・ドカ食いする傾向がある。
このような場合、胃の働きが低下してしまうため、食べたものを消化することができず
胃が下がっていってしまいます。
筋肉量が少ないということは基礎代謝が低いということ。
また、姿勢の悪化は見た目だけでなく、血行不良や自律神経の乱れをも引き起こします。
内臓の働きが悪いために太りにくい、というのは、
代謝が活発だから太りにくい「痩せ体質」とは異なり、体質を虚弱なものへ導いてしまいます。
健康ヤセを目指すダイエッター女子であれば、後者の代謝の高い痩せ体質を目標にしましょう。
<改善方法>
・正しい姿勢
消化の良い健康的な身体を得るためには、まず、胃下垂の症状を改善することが1番。
日常生活でできるシンプルな方法としては、「姿勢を正す」ことが挙げられます。
また、食事を少しずつ箸でとり、一口30回を目安に噛んで食べるのも効果的です。
胃下垂の人は総じて消化不良の傾向にあります。
少しでも胃への負担を減らすため、また栄養を食事からきちんと摂るために
ぜひ意識して実践してみてくださいね。
・運動量を増やす
胃下垂の人の中には運動不足の人が多いのも事実です。
ダイレクトに腹部を鍛える筋トレだけではなく、
1日の総歩数を増やす軽いスポーツを始めてみるなどの全身運動も継続して行ってみましょう。
腹筋を鍛えてあげることも効果的です。
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櫻井 結架
・舌苔が白い→体の冷え
舌苔は白っぽくあるのが正常な状態。
白さが目立ってきたなら体が冷えている証拠です。
「疲れやすい」などの症状もある場合には、内臓機能も衰えていることも
(対策)
甘いものやお酒などをひかえ、根菜類、薬味野菜(葱、生姜)などを多く摂りましょう。
・舌苔が黄色い→体や胃に熱がある
体や胃などの一部に熱をもっていると、舌苔が黄色くなります。
風邪をひいて体が熱くなっていたり、食べ過ぎで熱性の胃炎を起こしているときにも
黄色くなります。
(対策)
にんにく・ニラ・油・お酒などは胃に熱をためる原因となるのでひかえて頂き
かわりにトマトなどの酸味のある野菜や、玉ねぎ、大根などの辛み野菜、青菜を増やすこと。
胃熱は口臭の原因にもなるので要注意です。
・舌が赤い・・・心臓・肝臓の熱
舌自体が赤くなっている場合は、心臓や肝臓に熱があることをあらわしています。
より濃い赤色になるときは、体のどこかに炎症を起こしている可能性もあるので注意が必要です。
(対策)
小豆、チンゲン菜、もやし、あさり、しじみ、レモン、キウイフルーツなどが効果的です。
・舌が紫色→水分不足か血行不良
体の水分不足か、高脂血症などによって血行不良になっているのかもしれません。
どろどろの血液が紫色の舌としてあらわれ、肩こりや腰痛、生理痛などの原因になります。
(対策)
お酒や油ものを控えましょう。
水分不足によるどろどろには、アスパラ、きゅうり、トマトなどが最適ですが
冷え症をともなう場合にはレンコンや玉ねぎがおすすめです。
・舌が大きく、歯型がつく→余分な水分が溜まっている
大きく厚みのある舌は、体に余分な水分が溜まっている証拠。
胃腸の弱い人によく見られます。舌の周囲の歯形が、体の浮腫み具合の目安となります。
(対策)
甘いもの、果物をひかえ、余分な水分をとらないようにしましょう。
大根やキュウリ、海草などを食べ、余分な水分を排出しましょう。汗を流すのもおすすめです。
皆さんもチェックしてみてください^^
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櫻井 結架
片頭痛とは
ズキズキと強い痛みに襲われる片頭痛は慢性頭痛のひとつで、なんと約840万人もの方が悩まされていると言われています。
前兆がある方もいますが、多くは突発的な痛みに襲われていることが多いようです。あまりの痛さに仕事や家事、勉強なども手に付かない場合も多く、ひどい時には吐き気に悩まされる方もいます。
片頭痛になったときの対処法
片頭痛は、頭の中の血管が拡張したことによって炎症が起こり、痛みを生じると言われているため、患部を温めたり、マッサージなどでさらなる刺激を与えるのは逆効果です。シャワーや入浴も血管を拡張させてしまうため、避けるようにしましょう。
急な片頭痛に襲われた場合は、まずこめかみなどズキズキしている部位を冷やして、血流の拡がりを抑えます。
光や音などにも敏感になるため、できれば暗くて静かな場所で休んでください。横になれない場合は、座ったままできるだけ動かないようにしましょう。
また、カフェインは脳の血管を収縮する作用があるため、カフェインを含んだコーヒーや緑茶、紅茶、ウーロン茶などを飲んでから休むのも良いです。ただ、飲み過ぎは、カフェインの摂り過ぎで頭痛を起こしてしまうこともあるため、過剰摂取にはご注意ください。
片頭痛のピークは1~2時間と言われています。可能であればひと眠りすることをオススメします。しっかり休むと拡張した血管も元に戻り、それまでの痛みがウソのようになくなることもあります。ただ、寝過ぎることでかえって生活リズムが乱れてしまうと、逆効果になるので注意しましょう。
片頭痛は、外的環境やライフスタイル、食べ物、女性ホルモンなどの影響で痛みを誘発します。同じような痛みが繰り返し起きている片頭痛持ちの方は、何を食べ、何をしたときに痛みが起きているのか普段から観察することで予防につながります。
例えば、血管の拡張を促すポリフェノールを含んでいる赤ワイン、チョコレート、チーズ、柑橘類などは片頭痛を引き起こしやすいと言われています。また、まぶしい光や騒音、疲労などのストレス、女性ホルモンをコントロールするためにホルモン剤やピルを使う時も気を付けましょう。
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市毛さゆり