<酵素は生命維持に必要な栄養素>
「酵素」とは、食べ物の栄養素を吸収してエネルギーを生み出し
内臓や筋肉など様々な器官の働きを促進する栄養素です。
酵素は現在も全てを把握できていないほど多くの種類があり
それぞれの酵素は一つの働きしかできません。
例えば、ご飯を消化・分解して糖に変えるアミラーゼも酵素の一つ。
アミラーゼには炭水化物を分解して糖にする、という働きしかできないのです。
無数の酵素が私たちの体の中でバラバラに働いているのですが
酵素の働きや役割は大きく3つに分けることができます。
・消化酵素
食べ物を消化・分解してから吸収し、エネルギーを生み出す。消化液に含まれる。
・代謝酵素
生命維持に関する基礎代謝や新陳代謝を促す。
・食物酵素
食べ物に含まれる酵素。野菜や果物などの植物に多く含まれる。
消化酵素と代謝酵素は体内で作ることができるのですが、
私たちの体内で一生のうちに作られる酵素の量はあらかじめ決まっています。
そのため食べ物に含まれる食物酵素を摂取して
不足しがちな酵素を補ってあげる必要があるのです。
<消化酵素の使い過ぎが基礎代謝を低下させる>
体内ではまず消化酵素から生成・使用されており、消化酵素が大量に消費されると
代謝酵素の作られる量が減ってしまいます。
すると基礎代謝量が低下、新陳代謝も上手くできなくなってしまうのです。
・基礎代謝とは
内臓の働きや体温を一定に保つなど生命維持に関する働きによって
消費されるエネルギー(カロリー)のこと。
寝ている時でも基礎代謝は行われているので基礎代謝量をアップさせることが
ダイエット成功に欠かせないのです。
・新陳代謝代謝とは
細胞の生まれ変わりや修復をする働きのこと。
肌や内臓を若々しく保つために欠かせない働きです。
食生活の乱れ、食べ過ぎに心当たりがある方は酵素の不足によって肌荒れや便秘などが
起こっている可能性があります。
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KALEN DAIKANYAMA
櫻井 結架
鼻みず、くしゃみ、頭痛。
つらい花粉症を食事だけで治療することは難しいのですが
食事を工夫することによって症状を緩和することは期待できます。
花粉症はアレルギーの一種ですが、花粉症が増大した原因としては環境の変化、大気汚染
ストレス、高脂肪食、加工食品、添加物のとり過ぎなどが考えられています。
ですから、食事対策としては高脂肪食、加工食品、添加物の入った食品を
なるべく控えることが大切です。
また刺激物、たばこ、 アルコールなども避けましょう。
花粉症の症状を和らげるとされている食材を取り入れてみるのもいいでしょう。
<症状を和らげる食材>
花粉症に効果の期待出来る食材としては、
レンコン、青背の魚、ヨーグルト、キムチ、しそ、えごま油などが知られています。
・レンコン
レンコンに含まれる粘り成分のムチンには、粘膜を保護する作用があります。
そして特に注目なのは、切ったレンコンを黒ずませる成分であるタンニンなどのポリフェノール。
ポリフェノールには抗炎症作用があり、ムチンとの相乗効果で花粉症などの
アレルギー症状を抑える効果が期待できます。
・青背の魚
青背の魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれており
これらの栄養素が免疫力の働きを正常にしてアレルギー症状を抑えるとされています。
サバ、鯵、鰯、秋刀魚などの青背の魚は、食事のメインメニューとして使いやすい食材です。
手軽で美味しくて花粉症に効果があるなら、一石二鳥です。
ぜひ、青背の魚をふだんの食事に積極的に取り入れてみてください。
・ヨーグルト、キムチ
ヨーグルトやキムチに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えて免疫力を高めることで
花粉症の症状を緩和してくれます。
免疫力を高めることは、花粉症に限らず様々なアレルギー症状の改善に効果的です。
・しそ、えごま油
しそやえごま油にはアレルギー症状を抑えるポリフェノールの一種のロズマリン酸や
脂肪酸の一種であるαリノレン酸が含まれています。
粘膜などの炎症を静め、かゆみ、鼻水などの症状を引き起こす
ヒスタミンの過剰分泌を抑えるとされています。
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櫻井 結架
1 ダイエット効果
ダイエットに最も効果的な方法はよく噛んで食べることです。よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、適量でお腹いっぱいになった感じがするのです。早食いの方は満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまうので肥満体質になりやすいのです。
2 小顔効果
よく噛むことで口の周りの筋肉が引き締められ、小顔効果が出ます。口の周りの筋肉は咬筋(こうきん)や口輪筋(こうりんきん)、表情筋(ひょうじょうきん)などがあり、よく使うことによって引き締められます。実は歯が無くなって噛むことができなくなると筋肉がたるみ、むくんだようになり、シワも増えてしまうのです。
3 脳の活性化
よく噛むことは記憶力の向上と認知症の防止に効果的です。よく噛むことによって脳神経が刺激され、脳に流れる血液の量も増え、脳が活性化するのです。歯がありよく噛める方と入れ歯で硬いものが噛めない方とでは認知症になる確率が格段に違うのです。
4 虫歯予防
よく噛むことで唾液が多くなり、虫歯を再石灰化させる効果が高くなります。歯は食事のたびに歯が溶ける脱灰(だっかい)と溶けた歯を元に戻す再石灰化(さいせっかいか)を繰り返しています。再石灰化は唾液の成分で起こるために、よく噛んで唾液を多く出すことにより虫歯予防ができます。
5 胃腸の働きを助ける
よく噛むことによって食べたものがお口の中で消化され、胃腸の負担を軽くします。よく噛むことで唾液からアミラーゼという酵素が出され、ご飯などのでんぷんを糖に変えます。これにより胃腸は消化しやすくなります。特に胃腸が弱い方はよく噛むことを心がけるようにしてみてください。
噛むことは人間の体にとってとても大切なことです。自然界の動物は噛めなくなると死に直結します。人間も噛めなくなると生活の質が低下してしまいます。歯の健康を保つことは人間が人らしい生活を送る上で重要なことなのです。
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竹島 育美
『猫背』
首、背中、腰、おなかの4種に分けて猫背があると説明します。
ちなみに
○横座りやあぐらが多い
○机に向かうことが多い
○いつも机に肘をつく
○4時間以上続けて座る
○ソファに座る
○頻繁にうつぶせで本を読む
などの行為は猫まっしぐらになってしまいます。
また、ふくらはぎが疲れやすい、下腹が出ているなどという方は、猫背が原因かも。
まずは、首猫背です。これは横から見て、顔だけが体より出ているようなタイプ。
この場合は、首肩が凝るのはもちろん、呼吸器系に関わる神経に負担がかかり風邪を引きやすくなったり、息苦しさを感じたり、動悸を起こしやすくなったりしてしまいます。
次に、背中猫背はいわゆる猫背のイメージです。胸焼け、胃痛がある方はこのタイプ。肩甲骨の下あたりに適度の大きさに丸めたバスタオルをしいて、ぐっと体を伸ばします。胸が広がって呼吸がしやすくなります。
そして腰猫背です
いわゆる腰痛持ち。便秘になったり下痢になったり、生理痛の妙に重い人もこれに当てはまるかも。椅子に座る時に浅く座り、背中だけ預けてダラ~ンと地滑りのように座るのは要注意。
腰猫背にはヨガでも御馴染みのうつぶせの状態から上半身を反らせるポーズが◎。ヨガは万病のもとを防いでくれます。
最後におなか猫背です。女性の方に多いのがこれで、お尻は一見キュッとあがって見えるのですが、お腹が出ているというような……。
子宮の位置を正しい位置に戻し、伸び伸びさせてあげることが大切。お尻を後ろに上げるのではなく、少し前にグッと出すような形で歩くことを意識してみましょう。
猫背の改善に大切なのは、お風呂上がりの軽いストレッチ。時間がかかるものの、確実に身体を変えてくれます。
じっくりとした運動は加齢とともに弱くなる筋肉も助けてくれます。
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KALEN DAIKANYAMA
竹島 育美
胃腸は内臓、腰痛は外側の筋肉や骨の痛みのため、一見すると何の関係もなさそうにも見えますが、実は思っている以上に密接に関係しています。
胃腸が弱ると、人体の中でまず背中側の筋肉が緊張をし始めます。人間の筋肉というのはそのほとんどが対になっており、お互いを引っ張り合いながら支えているので、背中側の筋肉(脊柱起立筋)が緊張をし始めると、それにつられるようにお腹側の筋肉(腹直筋)も緊張し始めます。
胃腸が不調を訴え始めると、人間はまず甘いものや脂っこいものなど、即エネルギーになる食べ物を欲しがろうとします。
甘いものや脂っこいものは即エネルギーに変わる反面、消化器官に多大なストレスを与えます。
こうしてさらにストレスをかけられた胃腸は、それを何とかして守るために脊柱起立筋と腹直筋はこれまで以上に緊張し始めます。
そして、筋肉が対応できる伸縮速度やタイミングからちょっとでもズレるような動きが加わると、ぎっくり腰が発症しやすくなります。
ちなみにぎっくり腰は「腰の筋肉がつった状態」と考えればわかりやすいかもしれません。
胃腸からくる腰痛を防ぐには?
胃腸が弱ると身体は甘いものや脂っこいものを欲しがると言いましたが、逆にいうと甘いものや脂っこいものが食べたいと思っているのは身体が疲れている証拠です。
もし甘いものや脂っこいものが異常に食べたくなったら、自分の身体を酷使していないかを考えましょう。
身体・胃腸が弱っている時の食事は?
一般的におかゆやうどんは消化にいいと言われているため、胃腸が疲れているときに摂る人が多くいますが、実はこれも注意が必要です。
おかゆやうどんを食べる際、あまり噛まずに胃に流し込んでしまうと、逆に消化が悪くなってしまい、胃腸に負担をかけてしまうのです。
胃腸が疲れている時、何よりも大切なのはよく噛んで食べることです。よく噛むことで唾液の分泌を促し、胃腸の負担を軽減することができます。また唾液の分泌を促す食品として、梅やレモンなどに代表される酸っぱい食べ物もオススメです。またクエン酸には疲労回復効果もあるので、体力がなくなってきている時には積極的に摂取しましょう。
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KALEN DAIKANYAMA
市毛さゆり