胃の働きは、実は「空腹」のときにとてもよく働いています。
胃の働きは、「食べ物を消化すること」ももちろんありますが、
胃が空っぽのとき最も強く収縮するのは、お腹の健康を保つための重要な働きです。
・1分3回の収縮を自律的に繰り返す
胃の部分は管がカーブしながら大きく膨らんで、内容物がたまるようになっています。壁は筋肉でできていて、空腹時には縮んでいるが、満腹になると1.5リットルぐらいまで膨らみます。
この筋肉は、毎分3回程度の自律的な収縮を、ゆったりと休みなく繰り返しています。
胃の筋肉層には、自力で収縮リズムを作るペースペーカー機能が備わっています。
・お腹がぐーっと鳴るのは胃腸の大掃除のサイン
食事が終わり、胃がすべての消化物を十二指腸へ送り出してから70~80分後。やがて胃は、食後より強い収縮の波を作り出す。この波は胃の範囲を超えて十二指腸、さらに小腸まで連続的に進んでいく。そんな強い脈動が毎分3回、5~10分間にわたって続く。これが、空腹期の強収縮と呼ばれるものです。
なのでお腹がぐーっと鳴る時は胃腸の中を掃除する働きと考えられます。強い収縮が、食物の残りや古い粘膜をそぎ落とし、胃腸の中をきれいにする。このとき、よく腸管内のガスが動いて、お腹がぐーっと鳴る。掃除したので、次の食事の準備ができたということです。
強収縮が起きやすいのは夜間で、「睡眠中に何度か収縮してすっかり掃除し、朝、それを便として出す。」こんなペースで動いていれば、胃腸は快調です。
しかし、寝る間際に何かを食べると、夜の強収縮が起きないという。睡眠中は消化作用が進まないので、胃が空にならない。そうなると朝から胃がもたれ、強収縮不足で便秘にもなりやすい。さらに、睡眠が浅くなって疲れがなかなか取れない。悪いことばかりです。
お腹の働きと、いい睡眠は、密接につながっています。そのポイントとなるのは、
「胃を空にして寝ること」です。

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KALEN DAIKANYAMA